永遠の命
阿弥陀佛のことを無量寿佛ともいう。無量寿とは量りなき寿命であるから、要するに永遠の命である。ということは、阿弥陀佛とは永遠の命の佛ということである。
したがって、阿弥陀佛に南無するとは永遠の命に帰命するということであり、これが往生一定ということであろうか。
また、淨土論では帰命尽十方無礙光如来とあり、善導大師は南無阿弥陀佛を釈して帰命無量寿覚とされた。元祖様はこれを用いられなかったようであるが、いづれも漢訳である。思うに、漢訳がされたということは、和訳も可能なのではないだろうか。そこで曰く、
永遠なる命の佛さまに安んぜられ額づきたてまつる
(とわなる いのちの ほとけさまに やすんぜられ ぬかづきたてまつる)
南無阿弥陀佛