変的論

主に宗教・佛教・浄土門についてのささやかな見解

自見之覚悟

歎異抄

全以自見之覚悟、莫乱他力之宗旨。
 まったく自見の覚悟をもって、他力の宗旨を乱ることなかれ。

 

「自見之覚悟」とはこのブログに書き散らかしているようなことを言う。「先師」にしろ「相続」にしろ「有縁の知識」にしろ、小生の解釈の方が正しいのではないかと思うのであるが、ただし、これが浄土真宗だと主張することはないので、他力の宗旨を乱すことにはならないだろうと思う。

 

告白しておくが、真宗の聖教や語録には多大な影響を受け、寺院の方々にもお世話になったりしたのだが、残念ながら真宗の信心を獲得することができなかった小生は、浄土真宗の謂わば脱落者である。すみませんでした。

 

とにかく、真宗の人ではない小生では「他力の宗旨」を乱しようがなく、自見の覚悟を遠慮なく披瀝するわけである。ちなみに小生の安心は鎮西でも西山でもなく、まさしく尼入道の無智のともがら、何宗ともなき念佛者である。

 

これ以上は智者のふるまいになるだろうからそろそろやめた方がいいのかなとも思うが、歎異抄についてはまだ不審と言うべきことがあるので、またおいおい書いていきたいと思う。